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自分で答えを出すということ

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人生には、たくさんの岐路があります。

その時々で、私たちはどうするか、選択を求められます。

特に人生に大きな影響を与えるような重大な選択については、戸惑い悩み、簡単に決めることはできないものです。

ぐるぐると頭の中で考えを巡らせているうちに方向を見失ってしまい、「正しいと思えるような答え」を、どこか別のところに求めたくなるかもしれません。

けれど、そうやって他人の意見や権威あるものに頼り、自分自身で思考することなく答えを出すことに、私は危うさを感じます。

「第一人者の〇〇氏が良いと言っている」から、あなたもそうするのですか?

うまくいったときはいいでしょう。しかし、思ったようにならないときに、権威者や他人などに責任を転嫁したくなるのではないでしょうか。もっともらしく聞こえる他人の意見を鵜呑みにするのは考えものです。

Aの道を行くか、Bの道を行くか。あるいは、第三の道を探るのか。

自分の頭で考え尽くし、自分なりの最適解に辿り着くプロセスがあれば、結果はどうなろうと、後悔はありません。

少なくとも、私はそうです。

自分自身との対話を重ね、自分で答えを出すということ。それは、自分で出した答えの責任を引き受ける覚悟を持つことに他なりません。

たとえ、自分なりの最適解が、一般的な価値観とは違っていたとしても、危険行為や法を犯すようなことを除いて、自分自身が納得しているならそれでよいと思うのです。

後になって、「もっと良い方法があったのに」と他人から言われ、実際にそうであったとしても、その時の自分には、もっと良い方法を調べる術がなかったわけです。こうしたことを含めて、自分の判断だと潔く引き受けることができます。

もし、あなたが出した答えの結果、うまくいかなことがあったとしても、そこにあるのは失敗ではありません。気づきであり、学びです。新しいチャンスを得られたと思い直し、そこからまたチャレンジすればよいだけ。

こうした積み重ねが、人としての成長を促し、自立心を養うことにつながっていくのではないでしょうか。

だから、自分で答えを出すことを、怖がらないでほしいのです。「正しくあろう」とする必要もありません。なぜなら、世の中には、正しい答えがあることばかりではないからです。むしろ、正しい答えなどないことだらけです。

そう思ったら、気持ちが少しだけ楽になりませんか?

自分なりの最適解でいいのです。自分なりの最適解にたどり着くために、考えるプロセスを大事にしていきましょう。そして、自分で出した答えに胸を張っていきましょう。


執筆者プロフィール
佐佐木 由美子

社会保険労務士、エッセイスト。グレース・パートナーズ株式会社代表。働き方、キャリア&マネー、社会保障等をテーマに日経styleやダイヤモンド・オンライン等の経済メディア、専門誌に多数寄稿。

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