定年前後の働き方大全100

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『1日1分読むだけで身につく 定年前後の働き方大全100』について

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こんにちは、佐佐木 由美子です。

この度、自著『1日1分読むだけで身につく 定年前後の働き方大全100』を自由国民社さんから出版させていただくことになりました。

発売予定は12月6日頃とまだ少し先になりますが、出版のご報告と本のご紹介を兼ねて、なぜ「定年前後」における働き方なのか、本のエッセンスを含めてお伝えしたいと思います。

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職業人生の長期化

長寿化に伴って、職業人生も長期化しつつあることは、誰もが感じているところでしょう。

かつては定年がキャリアのゴールでしたが、今はそうともいえなくなっています。

定年退職したとして、その後の人生が平均20~30年以上は続くとなれば、生活のことも考えていく必要があります。

もちろん、老後の生活の支えとして老齢年金があるわけですが、それのみで経済的に充足した暮らしをできるかといえば、心もとないと感じられる人も多いはず。

健康寿命も高まりを見せる中で、働き続けることは現実的な選択肢であり、社会的なつながりを保つうえでも、もっとポジティブに捉えてよいものだと思うのです。

生活のために働かなければならないという発想ではなく、人生後半をより幸せに暮らすために、自分らしい働き方を考えるひとつのきっかけとして、この本が役立ってくれたら……そうした想いが根底にあります。

お金に関していえば、個人ごとに必要となる額も変わってきますし、もらえる年金額も異なります。定年前後となれば、子育てや教育にかけてきたお金もそれほどかからなくなってくるなど、家計状況も変化します。

そうした中で、定年を迎え、今度は個人ごとに自分の人生に向き合うことになります。

仕事を続けるのか、辞めるのか、別の道を行くのか。

それは大きな岐路であり、何らかの選択が求められるタイミングでもあります。

定年制への対応はさまざま

定年を引き上げたり、定年後の処遇を大きく見直したりする動きは少しずつ出てきていますが、全体としてはまだこれから。

現在は、60歳定年~65歳までの継続雇用が主流といえます。

その流れに乗っていく、というのは、経済面で考えてみても安定していますし、今の仕事や会社に大きな不満がなければ、有望な選択肢です。

ただ、もし不安や不満、どこか違和感があるようなら、定年を待たずに新たな道を模索する意味は十分にあるだろうと思います。

40代半ばにもなると、キャリアの終わりを意識し始める人は増えていきますが、だからといって具体的な行動を起こすほどでもなく、何となくモヤモヤとする感覚を抱える人は少なくありません。

そのうち50代となって役職定年や出向などの話が出てくると、もっとリアルに定年が近づいてくることを感じるはずです。

多くの人は日々の生活に忙しく、大事なことだと思いながら、ゆっくり考える時間が取れないまま……今に至っているというのが、現実ではないかと思います。

若い頃と違って大事になってくるのは、60代以降で働く際の年金や保険の視点もあわせて持っておくことです。

年金の受給開始は原則65歳からですが、今は60歳~75歳の範囲でもらい始める時期を選択することができますし、年金をもらいながら働くこともできます(在職老齢年金制度)。

ただ、その場合も労働条件面において、ちょっと注意したいことがあります。

さらに、高齢になると労災の死傷者数がかなり増えてくるのをご存知でしょうか。

特に、現場仕事でその傾向が高くなっています。

いざというときに自分を守ってくれる保険についても、どんな種類があるのか知っておくと安心です。

働き方の選択肢やさまざまな制度があることを知って、人生後半のライフプランを考えることができたら、ちょっと気持ちが明るくなっていただけるのではないでしょうか。

『1日1分読むだけで身につく 定年前後の働き方大全100』では、定年前に知っておきたい働き方の選択肢や年金・保険、さまざまな制度など基礎的な知識を100項目厳選し、できるかぎりわかりやすくまとめました。

主にキャリアの終わりを意識し始める40代半ばくらいから50代、60歳前半の働く人にとって役立つ内容が盛り込まれています。キャリアや働き方に関心のある方、経営者、人事総務担当者の方にも役立てていただけるかと思います。

12月6日発売予定で、全国の書店・amazon・楽天ブックスなどでご予約いただくことができます。ぜひご購読いただき、少しでも今後の人生の参考にしていただけたら幸いです。

執筆者プロフィール
佐佐木 由美子

社会保険労務士、執筆家、MBA。グレース・パートナーズ株式会社代表。働き方、キャリア&マネー、社会保障等をテーマに経済メディアや専門誌など多数寄稿。

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